住めば都と言うとおり

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さて今回は、ロケーションについて簡単に説明しましょう。
最近は出生率が低下して、街なかから子供の姿が少なくなりました。
勿論休日に、郊外の大手ショッピングセンターに行けば、いくらでも見かけることはできるのですが、お住いのお近くでは、いかがでしょう。
飲食店を起業するために、もっとも重要なポイントは何でしょう。
これは人によって様々です。ただし、多くの人が重要と考えるポイントとして挙げられるのは、やはりロケーションだと思います。

ではロケーションとは何でしょう。
位置。場所。のことですね。では起業に良い場所、良くない場所と言うのはあるのでしょうか。
いちおう、この場ではあるとお答えしましょう。

例えば駅前というロケーションがあるとします。
A駅は昇降客が毎日1000人。B駅は毎日10万人とすれば、どの様な業態であれ、B駅のほうが好ましいと思われます。
しかし家賃がA駅の店舗が10万円、B駅の店舗が100万円だとすれば、数学的に言えば、昇降客一人あたりの家賃というのは変わらないですね。実際こんな比べ方をするのも何ですけれど、人通りの多いほうが、物販であれサービスであれ、平準化された数値が得られるし、極めて特殊な商品を扱う場合でも、客の出現数が見込めるということなのですね。

こんな事は誰でもわかるのですが、では確かに通行人や昇降客が多いとして、高額な家賃を支払って収益ベースに乗った店舗経営があなたにできるでしょうか。

例えば、B駅で昇降客が多いのを見込んで、貴方と同業店舗が20店舗あったとするといかがでしょう。
好ロケーションとはいっても、ライバルが多いということは、競争も厳しくて、さほど好ましいとはいえませんよね。

例えばこれは考え方の問題なのです。
「これだけ人通りが多いのだから、そこそこの売上があるだろう。だから同業者も多いのだ。だから繁華街で起業しよう」という風に考えるか(この場合には、家賃、人件費、その他コストもそれなりに掛かることを覚悟する必要があります)

一方「ここでは人通りが少ない。でもライバルがいない。だからここいらでお店があれば、それなりに利用者がいるかもしれない」という考えもあるのです。
勿論絶対数は少なくなりますが、お客様の出現率はさほど変わらないでしょう。(人数によっての売上高は変わるかもしれませんが)
A駅の場合、売上は、平均昇降客☓利用者%☓客単価となりますが、B駅の場合には平均昇降客☓利用者%☓客単価÷競合店舗数となります。

この時点ではまあ似たり寄ったりと考えることができるかもしれません。
では貴方はどちらを選択するのでしょう。5分に1本電車が止まる駅は、時間待ちがありません。30分に1本1時間に1本の電車であれば、待ちのお客様は来られます。元々今回のビジネスモデルは、高額な先行投資を行わず、小遣い銭稼ぎのお店を持とうという物ですから、顧客はどこにでも存在するという風に考えるべきでしょうね。
もちろん。全く人通りのない場所。1日100人も人が通らないというのでは、少し不安が残ります。このような場合には、ロケーションの不利を補うような別のメリットを探すか作らなければなりません。

ちなみに写真は、駅の周辺に喫茶店がほとんど存在しない、○○市の商店街です。

こんなところでもやり方次第で商売はできるかも

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