が、実際には逆なんです。
たかが100万で、厨房関係から什器、初期の食材、家賃、改装工事などを考えると、他のコンサルに相談してみればわかることですが、安くても４～５００万は必要になります。
誤解しないでいただきたいのは、当方の提案するビジネスは、特別に安く物やサービスが変えるのではなく、開業にぎりぎりの道具をそろえて、開業しましょうというのが基本。
だから、安いのです。

逆の見方をすれば、開業時には、安っぽい、惨めったらしい、小汚いなどという評価が下されると思います。
それは覚悟してください。
でもそれを覚悟の上で乗り越えていただくと、得た物は大きくなります。
だから間違っても、清潔でおしゃれな、プロバンス風の、光と緑とよい音楽が店内に流れている、オープンサイドのおいしいお店などと考えるのは、当方の目指す物ではありません。
このようなイメージを膨らませて相談されると、失望されるでしょう。
なぜなら、一つのイメージを具体化するのに、数十万かかることが多いからです。だから絵に描いたような、オープンスペースには鋳鉄製のテーブルといすセット（一組およそ２０万）、壁はadobeで、屋根は茶色い瓦（３０平米程度でも装飾用で200万前後）。音響システムはそこそこの天井型埋め込みスピーカーと音響セットで50万。屋内テーブルといすはセットで10万×席数。壁面壁紙処理でも1平米5000円×壁面積。冷凍冷蔵庫はおよそ30～50万食洗機＋ガスコンロ＋wシンク＋おしぼりウォーマー＋冷水機＋などと考えていくと、それこそいくらでも高額になっていくのですから。たまに、お金もないのに「まあ1000万ほどあればそこそこのお店になるんでしょ」などというかたもいらっしゃいますが、建物の内外装で1000万などという店舗はざらですし、本気の店舗作りを行うとなれば20席程度の軽飲食店でも3000万程度は必要になります。駐車場の整備なども含めるとそれ以外に数百万必要にある場合もあります。

それをクリアしていただくためにもコンセプトが必要になるのです（豪華絢爛・瀟洒・おしゃれ・格調高いなどという言葉の含まれない）
だから、たとえば友達の増えるお店だとか、居心地のよいお店だとか、いつ行っても笑い声のあるとか、特定の分野の新しい情報が得られるとか、そんなコンセプトを考えましょう。
こう言えば基本的考え方と言うよりも、こんなお店にしたいという、あなたの願望になってしまいますね。コンセプトという言葉からすると、ずれてしまうかもしれません。
でもいいのです。マーケティングの定義ではなくて、あなたが考えるお店のあり方みたいなところでいいのですから。

ですから
小汚くって、狭くて、メニューも少なくて、夏は暑くて冬は寒い、駐車場さえない小さな元民家をそのまま使ったような喫茶店だけど・・・・・・・・・この後ろに続く言葉があなたのお店になるという風に考えればよいのです。
これが決まれば、あとは、それを好ましいと思われるお客様をどうして集めるかということを考えればいいのです。

※当社ではご予算に合わせた起業開業のお手伝いをいたしますが、最低金額のセット販売を行っているわけではあありません。
ご予算に応じて、不動産・厨房・什器予算比率などを算出し、それらの目処を立ててから業者にアプローチし、スタートするのです。
従って、それぞれの物件や備品がすぐにそろうわけではありません。
また、完全に当方へお任せいただくと言うことも可能ですが、この場合には費用とは別に、ご意見のすりあわせにそれなりの時間を要することは、あらかじめお覚悟ください。