皆さんはなぜ、ファスト・フード店が世界中に浸透したか考えられたことがありますか。またなぜファスト・フードと呼ばれるかご存じですか。fast food=最初ののファーストではなくて、早い。短時間といういみなのですね。ですから注文して商品ができあがるまでの時間がみじかいということなのです。通常ハンバーガーなら、混雑時を避ければ1分程度で注文した商品が包装されて出てきますね。
試しに自宅でハンバーガーを作ってみてください。とても1分では完成しないでしょう。
では、早いから全世界的に流行したのでしょうか。それだけではありません。もう一つの大きなポイントは、たとえば国内であれば、チェーン店のハンバーガー価格は一部を除いて全店舗同一価格であると言うこと。
自宅近くのお店であっても、職場近くのお店であっても1年中同じ価格であると言うことが、財布を気にせずには入れるという安直感につながっているのです。そして、一番大きな理由は、それこそ毎日通っても、味や品質が同一であること。
実は品質が安定しているというところが、重要なのです。
たとえば今この瞬間に、北海道の最果てのハンバーガーショップに入っても、沖縄のハンバーガーショップに入っても、中もして出てくる商品は、価格も同じなら、ソースの濃さや珈琲の温度などもほぼ同じ物が提供されるはずです。つまりいつ行っても同じ価格で同じ品質の物が食べられると言うことが、ファストフードの大きな魅力なのです。
翻って、我々の日常の食事を考えてみましょう考えてみましょう。まあベテランの主婦(夫)ともなれば、お得意料理の味付けはほぼ同じように感じるのですが、たまに疲れたときや病み上がりの時などは味が変わっていることに気づくでしょう。
家庭内であれば、今回はしょっぱいとか、甘いとかあっても許されるのですが、これが商売になると、壮も行っていられません。この前注文したときと味が違うというのは、多くの場合失望感につながります。それは前回注文した時の味が好ましかったから再注文が来るのであって、その期待していた味が変わると、失望に変わるからなのです。
皆さんが何気なく利用されているファストフード店でも、社員はチキンでもハンバーグでも調理実習を1週間程度は研修センターや実店舗厨房で行っています。それも珈琲からポテト、サラダ、その他のドリンクに至るまで、すべてのメニューを実際に調理して体にしみこませているのです。私たちはファストフードを経営するわけではありませから、調理訓練や実習は不要でしょうか。
いえいえむしろ私たちの方が、真剣にやらなければならないのです。
安定した品質の商品を毎回お出しする。これは、我々初心者が一番努力しなければならないポイントなのです。まあ、この解決策も用意してあるんですけどね。
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