ネットバンキングは、必須です

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小規模店舗では、ありとあらゆる作業をオーナーに処理していただかなくてはなりません。
ワンマンオペレーションとネットワークの説明の際に、インターネットで行うべき作業を書き記しておきましたが、今後はなぜそれが必要なのかということと、ポイントをお知らせいたします。
で、今回は、ネットバンキングの紹介です。
ネットバンキングは、多くの方が利用されていると思いますが、簡単にいうと毎回銀行の店頭に行かなくても、入出金ができるというメリットがあります。
このような口座を、開業までに必ず1行は作っておくべきです。で、できればその口座でクレジットカードも作るようにしてください。
今までご利用になっている、年金用、あるいは給料振り込み用の口座ではなく、お店の専用口座を持つのが良いでしょう。

その理由は言うまでもなく、入金や支払いに使うためです。
通常の通帳とキャッシュカードを用いた銀行取引の場合、支払いは、相手先からの集金か振り込みが中心になります。
しかしそうなると、近場のコンビニATMで預金を引き出したり、振り込んだり、記帳したり面倒なんです。
もちろん開業された半径徒歩5分程度(300m程度)の距離に金融機関があればそれでも良いのですが、金融機関からそれなりの距離があれば、銀行とクレジットカードは必須です。
飲食店を経営すると、毎日少額の入出金が発生します。入金は近場のコンビニで使える提携銀行が便利です。当社ではそういう観点から、イオン銀行とか7銀行を利用しています。特に毎日の業務終了後に口座入金しようとすると、最寄りのこんびにATMからの振り込みなるのですが、自身の口座に振り込む場合でも、手数料が取られてしまうことがあります。しかし、ネットバンク系のところでは、自身の口座への振り込みは24時間無料というところもあるので、飲食店の少額を振り込むのには便利です。
従って、これらの銀行に口座を持っていれば、夜間金庫代わりにコンビニに立ち寄れば、入金が可能になります。
もちろん手数料はかかりますが、ゆうちょ銀行でも使えますし、全国の多くのATMででも利用可能となります。
ところで、なぜ7銀行を使っているかというと、JCBのデビットカードも作ってくれるからです。このカードは与信調査がありません。従って申し込むと一番は約手に届くカードともいえるのです。デビットカードとは、預金残高分からカードの支払いをその場で差し引いてくれる物で、通常のクレジットカードなら、決済日までに引き落とし額を入れるのが基本なのですが、このようなデビットカードの場合には、預金残高がゼロになれば、その場でカードは使用できません。その代わり入金すれば、入金が記帳された時点で同額をクレジットカードのように使用することができるのです。

なぜこのカードが便利かというと(7銀行以外にも同種のカードを発行できるネット系金融機関は、探せばいくつもあります)基本ネットを利用して、決済を行うため、ネットバンキング料金が、不要と言うことなのです。
たとえば、当方の利用しているメインの金融機関では、ネットで残高や入金を確認することは有料で、月額1000円以上支払っています。当然他行への振り込みなども別途費用が発生するのですが、ネットバンクは少なくともネットでの利用料は不要です。
とまた、他行への振り込み費用なども、安い場合も多いのです。
なおかつ、デビットカーがあるため、支払いにも便利なのです。たとえば水道料金や電気料金や、ネット料金などを、銀行口座引き落とししようとすると、用紙を取り寄せ、印鑑を押して返送し、手続きとなりますが、デビットやクレジットであれば、その場で決済が終了するのです。
これは、食品や消耗品の購入で、夜間ネット発注してその場で決済できるので、至極便利なのです。
また、よく使うところには、デビットカードの番号などを登録しておくと、買い物のたびに番号を入力することもなくなります。唯一の難点は、口座に残金がないと使えないと言うこと。当社ではそのため数十万円をあらかじめ資金移動しておき、余程の買い物でも発生市内限り、残高が不足しないようにしています。
そのような不測の事態を避けるためにも、毎日の売り上げ入金をこのような口座に集中させるのです。
また、確定申告や決算の場合には、一つの口座にまとめてあるため、年間の動きを拾い出せば、数日で申告書類は作れるようになりますね。
そういった観点から、お店用の口座はネットバンク系でデビットカード発行できるところが良いでしょう。

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