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はじめまして
なんで奈良で起業するのとか、なんで支援とかよく聞かれるのですが、もともとそんな気持ちは全くなかったのです。
【2015年秋の頃】
申し遅れましたが、私の本業はITや各種企画制作を行う、人材関連コンサルタントみたいな仕事で、年金を貰える歳になっても、まだ現役で働いています。事務所は大阪西区に構えておりました。
ただ両親の家が奈良市内にあり、入院や亡くなるなどでその実家が空き家になりました。兄弟で話し合った結果、私が住むのであれば、それでかまわないという話になったのです。事務所を奈良に移せば建物の賃貸料や、駐車場費用、通勤費など年間数百万円が不要になるわけで、当時からテレワークを検討していた私は、さほど躊躇せず脱サラ以降慣れ親しんできた大阪を後にしたのです。
で、奈良に事務所を設置する以上はと、奈良を詳しく調べたのですが、ビジネスを展開する地域としては非常に心許ない地域だとわかったのです。
それどころか、観光地域としても、あるいは生活場所としても、奈良はイメージよりも実際は大変ですよとわかったのです。
もちろん事務所を移転はしたものの、お客様が無くなったわけではないので、奈良で新規開業する必要もなかったのです。しかしせっかく故郷である奈良に事務所を置くのならば、何か奈良でも少しはお役に立つような仕事をしてみようという気持ちになったのです。
そのような背景があり、自身の故郷でもある奈良を、少しでも変えられるなら、魅力ある地域に再生できるならと、大それた夢を持ち始めたのがちょうど2015年秋でした。当時私はそれまで観光地に暮らす住人のひとりとして、郷土を眺めていたのですがその後いろいろ調べてみたのです。
で、私は初めて知りました。
少なくとも外国人にとって、奈良なんて観光地としては、さほど期待されていないところだったのだと。そこで中高生の修学旅行も減少しているとか、宿泊客は少ないとか、あるいは地元飲食店に入ったときの自身の不満なども整理して、関連資料をあさり始めたのです。
もとより広報などの仕事をしていましたから、調査資料を掘り起こすなどというのも、簡単にやれるのです。
そこで自分自身の驚きや危機意識を、使う当てもないプレゼンにまとめはじめたのです。その一部がこちらです。
その方向性についてご興味あるかたはお問い合わせください。
(我ながら、ちょっと面白い計画だと感じているのですが、話が拡がりすぎるのでそれはまた。)
そこで、当初奈良を変えるには、新たな観光施設が必要なのではないか、あるいは日本で一番数の少ないホテルなど宿泊施設を増やすべきなのかとも考えました。でも、それって、単なる小さなIT屋の出る幕じゃありませんよね。
そんな大げさなことは、中小企業の私には無理ですし、ましてやいつ本業を廃して本格的年金生活者になるかもしれない年齢の私に、企画が面白いからって、金融機関が融資してくれるなんてこともあり得ないでしょうし。
そこで私は個人でも実現可能な、地域改革を考えたわけです。さらには、最初から観光付帯設備としての起業ではなくて、奈良県人の日常生活でも十分機能して、そのついでに観光客も吸収できるようなビジネスを立ち上げようかと。そういった意味では少し方針を変更したということにもなります。
併せて、そんなに費用がかからないのであれば、同世代の方々にも、そのような提案をご覧いただき、ご興味ある方々には、お仲間になっていただこうかと考えたのが、事の起こりだったのです。
で、奈良で何を起業するのか。その答えは観光客をも対象とした飲食店です。それも普通にどこにでもありそうな、零細飲食店を起業しようと思い立ったのです。従ってこのサイトでは、そのような零細飲食店起業のポイントと、私たちがお手伝いできる内容について、ご紹介してゆくことになります。続きはこちら