考える時間は充分に取りたい

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いよいよ より具体期な起業に向けてのお話になります。

貴方が55才以上で、なおかつ第二の人生をどのように過ごすかを考えたときに、当然幾つかの選択肢があったはずです。
楽隠居する~再就職する。までの選択の幅は大きいのですが、その選択についての経緯や評価はここではいたしません。

それぞれの選択は悩み抜いた結果だと思うし、それぞれが与えられた選択の中で、最も合理的なものを選ばれた結果であると判断するからです。
当然ながらその判断に迷いのある方もいらっしゃるでしょうし、あえてこの年で起業となると、その決意に自信という要素も加味されるので、揺れ動く方は多いのでしょう。

ちなみに、50歳代の16.3%が起業に関心あり 13.4%が以前に関心があったと回答。
さらに60歳代には、7.8%が企業に関心あり、18.4%が以前は起業に関心があったと回答されています。(2015年度 起業と起業意識に関する調査 日本政策金融公庫 総合研究所調べ)
つまり、50代では3割、60代えも25%の方が、起業に関心があるということなのです。
一方で年代を超えて、80%以上の方が、経営経験がないというサラリーマンであるということも、起業を躊躇される原因の一つになっているといえるでしょう。

結局何らかの形で起業したくても、サラリーマン人生が長くて、経営者としての経験がないため、断念されるという方が多いのも、現実の姿です。
また、投下予算に関しては、実際に起業された方は100万程度で起業された方が圧倒的なのに対して、予備軍では500万や1000万を考えている方が多いようです。その理由は、何らかの資格をとって、無店舗経営に走るという方が多いように思います。たとえば、自転車修理(巡回)、ふすまの張り替え(電話注文)、学習塾経営(自宅)などなどさほど設備を要さないで開業できると言う分野に走る方も多いようです。
さらに実際起業家の多くは、自己資金での開業を考えますが、起業予備軍の方は、自己資金よりも他人のお金に期待している人も多いようです。
そこで、統計的に見た起業できる人の条件は、

100万程度の出資金を、自己資金で賄える方という事になりそうです。
特にシルバー世代の場合、民間でも政府系でも、そんなに簡単にお金は貸してくれません。それだけに、お金がないのに起業しようとするのは、夢のまた夢ということになりそうです。

また、100万を投資して、失敗したら、今までの生活が営めなくるという方も、よほどしっかりした理由や決意などがない限りは、断念されたほうが良いでしょう。
つまり、老後の起業は、お金か、やる気か、何かしらをしっかり持っていないと、出来ないということなのです。

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