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勢いで書いているので、走り書きになっているのですが、もうすぐ本題に入りますので、もうしばらくお付き合いください。

結局、奈良というロケーションは、他府県企業の草刈り場(と言っても京都や大阪に比べると、その比ではない)ため、通り一遍等のものしか出来ていないし、さほど革新的な試みもされておらず、万年ジリ貧状態であるということが、理解できました。

ならば活性化させるために(これは観光地としてでも、私達の故郷としてもですが)活性化させるためには、新たな産業なり起業が必要だということに考えが移り変わっていったのです。
奈良には確かにカルチャーがある。しかしそれは、立派な動かしがたい歴史的な史実であり、それが今後変化することはないし、あるがままの姿でしかありえないということ。

 

 

これは、少し地方の政治関連話になりますが、
かつて、故鍵田忠三郎氏が市長の時代に、薬師寺の故高田好胤管長のお考えと対立したような話です。
つまり奈良を観光立県として打ち出すには、一方は新たな魅力づくりが必要(文化財以外には何もないのを改善すべき)だという意見。しかし一方は、奈良本来の魅力である、神社仏閣を中心においた文化財の保護支援に注力すべきだというお考えが、あったのです。

しかしいま振り返ってみれば、そのどちらが重要ということではなくて、双方が、あるいはそれ以外の魅力があれば、それだけ来訪者は増えるのではないかという風に私は考えているのです。現に京都では神社仏閣を中心とした歴史遺産群、そしてそれらと強制して今日まで受け継がれた伝統工芸や老舗の味、そして1100年近く御所が存在し、学僧に変わり多くの大学生が集う街に成長しています。そこからは伝統だけではなく新たな産業や技術が生まれ出ています。

私自身のふるさともそのような成長を遂げてほしいと、感じ始めたのは2016年の春頃だったでしょうか。
そこで考えたのは思想の息吹が先行すべきなのか、その息吹を生み出せる場作りが必要なのかというところ、簡単に言えば卵か鶏か、どちらが先かということだったのです。これはまだ結論が出ていません。ただ、どんな卵を生むかわからないけれど、まずは新たなカルチャーも生み出せる拠点づくりをとりあえずは行おうと、考えたのです。
そのような場に、同類の人々が集うようになれば、それだけ楽しいだろうし、その中から何か生まれ出るかもしれない。いまではそんな風に考えて活動しています。
続く

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